今やカーコーティングが主流

ひと昔前まではクルマの手入れというと「ワックス掛け」が主流でした。
週末になると自宅の前でワックス掛けをする人もよく見掛けたものです。
けれども今や、クルマの手入れはワックス掛けよりもコーティングのほうがメインとなっているのです。

昔はワックス掛けが当たり前

昔は誰もがやっていたワックス掛けには、いろいろなデメリットがあったのです。
たとえばワックスの中には磨き粉が含まれているものも多く、クルマの塗装を傷つけることがあったりきちんと除去できていないワックス分が汚れや水垢の原因にもなりました。
また雨などで流れ落ちたワックスがウインドウガラスについて油膜となり視界を妨げることもありました。
しかしそのころはワックスに代わるクルマのケアアイテムがなかったので、そんなデメリットに目をつむりながら使っていた人も少なくなかったのです。
ところが1980年代にポリマー系カーコーティングが登場してからは、クルマのケアはワックスに代わってコーティングの時代になっていったのです。

ワックスとコーティングのちがいとは?

ワックスとコーティングの違いはその成分です。
ワックスの多くは蝋と石油系の溶剤、つまりは「油」なのです。
したがって雨や洗車などの水で流れてしまったり、流れなかった分はそのまま残って水垢になってしまうのです。
効果の持続も数週間から1カ月程度しかありません。

コーティングには主に2種類あり、ひとつはポリマー(高分子重合体)、もうひとつはガラスです。
ポリマーはシリコンやフッ素の被膜で、ガラスコーティングは強固なガラス被膜でクルマの表面を覆いこむのです。
雨や洗車で流れ落ちることはありませんし、耐久性も数カ月から1年〜3年とはるかに長いのです。
それぞれに特徴があり掛る費用もかなり異なりますから、施工を行なう前にはどちらが自分にあっているかをしっかりチェックしましょう。

ワックスとカーコーティングの違い

クルマのケアは、従来のワックス掛けに代わって近年はカーコーティングが主流になってきています。
実際にカーコーティングをしている人もたくさんいますが、これからやってみようと思っている人の中には、ワックスより優れているそうだけれども今一つどんなものかよくわからないという人もいるのではないでしょうか。

ワックスは「油」が主成分

ワックスとコーティングの違いとは、一言でいってその材質と作業方法です。
ワックスの素材は蝋と石油系の溶剤、つまり油です。
簡単にいえばクルマの表面に油を塗ってツヤを出し、塗装を守っているというわけです。
しかし油ですから雨や洗車で簡単に流れてしまいますし耐熱性も高くないので、その効果が持続するのは数週間からせいぜい1カ月程度です。
また流れ出したワックス分がフロントガラスに油膜となって付き、視界を妨げてしまうこともよくあることです。

カーコーティングはワックスよりも優れている

コーティングには主に2つの種類があります。
ひとつはポリマー系コーティング、もうひとつはガラスコーティングです。
ポリマーコーティングはシリコンやフッ素などを含む高分子重合体であるポリマーでクルマの表面を覆うものです。
ポリマーは塗装面に定着するときに化学反応を起こして分子と分子が結合し強靭な皮膜を作り、汚れの入り込むのを完全に防ぎます。
ガラスコーティングはその名の通り薄いガラスでクルマの表面を覆い包むものです。
高温でガラスを焼き付けることによてこれも強い皮膜ができ、ポリマーコーティングよりも汚れの侵入を強力にブロックします。

いずれも耐熱性や耐候性はワックスの比ではなく、効果は数カ月から1年、それ以上と継続します。
雨や洗車で流れ落ちることもありませんし、水洗いで普段の汚れ程度なら簡単に落とすことができます。
さらに流れ出すことがないのでフロントガラスに付く心配もありません。

ポリマー系かガラス系か

ワックスよりもカーコーティングのほうがいろいろな点で優れているからと、カーコーティングをしようと考えている人も多いかと思います。
けれどもいざ実施しようとすると、ポリマー系コーティングとガラス系コーティングの2種類がありどちらがいいのか迷ってしまう人も少なくないようです。

ポリマー系コーティングのメリット・デメリット

そんな人のために、ここでそれぞれを比較してメリットとデメリットを紹介しておきましょう。
まずポリマー系コーティングのメリットは、施工料金が手頃であることと施工時間が短くて済むことでしょう。
施工方法にもよりますが、費用は数万円、施工時間は1時間前後というのが標準です。
デメリットとして挙げられるのは、ワックスよりもはるかに長く効果は持続しますがやがて劣化してしまうことです。
そのために定期的にメンテナンスを行わなければならないことや長い年月の間には紫外線による参加が避けられない点もあります。

ガラスコーティングのメリット・デメリット

ガラスコーティングのメリットは耐候性や耐熱性などが強く、効果が非常に長いことや撥水性も高い点です。
しかしそれがゆえにミネラルなどの無機の汚れが付きやすく水シミになりやすい点がデメリットです。
また、施工料金がポリマー系コーティングに比べてかなり高く、数万円から10万円を超えるものも珍しくありません。
施工時間も作業工程が多くなりガラスの定着などに時間を要するので数日間クルマを預けなければなりません。

自分にあったほうを選ぼう

このようなそれぞれのメリットをデメリットを知ったうえでどちらを選ぶかを決めるようにしましょう。
その際には、自分のカーライフのスタイルにはどちらが適しているかをしっかり見極めることが大切です。
ひょっとするとそんなにお金が掛かるなら今まで通りワックスがけでいいや、という人もいるかもしれませんね。

カーコーティングをした後の注意点

カーコーティングをするとクルマのワックス掛けが必要なくなるし洗車が楽になるからと施工を考えている人も少なくないでしょう。
確かにその通りなのですが、コーティングをしたならしたなりに注意をしなければならない点もあることも知っておかなければなりませんよ。

洗車で気を付ける点

まず洗車時の注意です。
カーコーティングはクルマをポリマーまたはガラスの被膜しているわけですが、汚れやほこりがボディについたままブラシなどで擦って水洗いをすると被膜面に傷をつけてしまいます。
したがって、最初にボディに水を掛けて汚れやほこりを浮かしてから柔らかいスポンジなどで洗うようにしましょう。
洗う際は水だけでもシャンプーを使用してもどちらでも構いませんが、シャンプーを使うならすすぎはしっかりしないと洗剤の残りが汚れとなってしまいます。

また、水道水だけでも乾いてしまうとカルキ成分が汚れとなり撥水を阻害することもあるので、自然乾燥ではなく必ずセーム皮や柔らかい布などで拭きあげる必要があります。
特に夏場の炎天下の洗車は避けることをおすすめします。

雨水も気になりますが、降り始めは空気中のほこりやさまざまな粒子を含んでいるのでよくありませんがやがて普通の雨水(軟水)になるのでさほど気を遣う必要はないでしょう。
しかし降ってすぐに止んだ雨は要注意です。

手間は少なくなっても注意点は同じ

鳥のフンや虫の死骸、樹液、花粉、鉄粉などもコーティングにダメージを与えるので、付着したときにはすぐに洗い流さないとコーティングをしてあるからといってもシミになることもあります。
部分的についたときなどはティッシュペーパーなどでその部分だけをふき取りがちですが、その際には必ずティッシュを濡らして汚れをふやかしてから取り除くようにしましょう。

こういった点はコーティングをしていないクルマでの注意点とさほど変わりません。
つまりコーティングをすることで手間は大幅に減らせるけれども、注意しなければならないことは同じというわけです。

カーコーティングは楽になるだけじゃない

カーコーティングはワックス掛けをしなくていいのでラクそうだからやってみようと思っている人も少なくないでしょう。
でもカーコーティングのメリットは、ワックス掛けをしないので手間が省けるというだけではないんです。
ここでカーコーティングで得られるその他のメリットを紹介しましょう。

日ごろの手入れが楽になる

カーコーティングをすることによって汚れが落ちやすくなるので、日ごろの手入れはただ洗い流すだけでOKです。
もちろんワックス掛けは必要ありませんし、水だけでもシャンプーを使ってもどちらでも構いません。
ワックス掛けと洗車に半日も時間を取られるなんてことはなくなりますよ。

塗装を守ってくれる

洗車の手間が少なくなりラクになるだけでなく、クルマの塗装を守ってくれるのも大きなメリットです。
カーコーティングは大きく分けてポリマー系とガラス系の2種類がありますが、いずれも施工することで塗装面を透明被膜で覆うので塗装面の酸化を防止して紫外線による悪影響を抑えることができます。
以前はその働きをしていたのがワックスでした。
しかしワックスは蒸発や雨、洗車などで数週間からせいぜい1カ月程度の比較的短期間でなくなってしまうのに対して、コーティングは施工方法にもよりますが数カ月から数年と持続力が長くそのうえ強固に働いてくれます。

査定価格がアップする

そのためにクルマが痛みにくく、乗り換え時や売却時に有利になります。
買取査定ではエンジンなど機械内部の状態も重要ですが、やはり評価の大きなポイントは外見の美しさです。
見た目がきれいで塗装の傷みも少なければ高値で買い取ってもらえることでしょう。
コーティングに費用が掛かってもその分施工していないクルマよりも高く売れる可能性も十分あるのです。

カーコーティングは日ごろのケアが楽になるだけでなく、お得にもなるのですよ。